顎関節症と子育て

子育ての方法で顎関節症になりやすいケースとなりにくいケースがあるらしい。母乳かミルクのどちらで育てるかによって顎関節症になりやすいかどうか子供の顎の成長と予防について。

母乳で育つと顎関節症になりにくい？

母乳で子育てすることと顎関節症との関係についてですが、母乳で子育てした場合と哺乳瓶で子育てした場合の子供を比較しますと、母乳で育った子供は哺乳瓶で育った子供よりも噛みあわせが良いというデータがあります。噛みあわせが良いということは、顎関節症になりにくい可能性があります。

顎関節症になりにくい理由

なぜ母乳で育った子供が噛みあわせが良くなるのか、はっきりした原因は分かりません。哺乳瓶の場合は母乳ではなくミルクが殆どでしょうから、母乳の中になんらかの成分が含まれているのかもしれません。もしくは母乳で授乳した場合は哺乳瓶と違い、子供が吸ったり飲んだりする口や顎の運動と子供の顎の発育や成長との間に何らかの関係があるのかもしれません。はっきりしたことは分かりませんが、哺乳瓶よりも母乳で育った子供のほうが噛みあわせが良い顎になる傾向がみられるということです。

指しゃぶりと顎関節症との関係

次に指しゃぶりと顎関節症との関係についてですが、ここ言う指しゃぶりとは授乳の時期を過ぎ、４歳か５歳を過ぎた段階のことです。１歳児２歳児の子供の指しゃぶりのことではありません。ある説によると指しゃぶりは下顎の発育を抑制してしまい、上顎だけが発育するとのことです。この説が正しければ、指しゃぶりをすることにより上顎前突という状態を引き起こすことになります。そして上顎前突とは噛み合わせが悪くなる代表的な状況ですので、この上顎前突により噛みあわせが悪くなる結果、将来的に顎関節症になる可能性が高まるということになります。

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